★2016年、黒田のひとりごと


救歯会サマーセミナー(8月26日〜28日) 於:山中湖Xve

恒例のサマーセミナーが今年は36名で行われました。前日(26日)午後1時過ぎに診療室を出て、山中湖近くの「紅富士の湯」に入って東京の垢を落とし(身を清めて)、美味しいイタリアン(キャンティーコモ)にてピザ(もちろん石窯焼き)とサラダとパスタを腹一杯頂きました。夕焼けと富士山を観賞して午後7時に集合。夜8時からナイトミーティングが10時まで。その後前夜祭?(お酒と料理)
27日は朝9時から夕方4時過ぎまで1日掛けての全員プレゼン。夕食は5時半から。その後8時から10時までナイトセッションを行い。その後に二次会へ。これがまた凄くて、お伺い症例討論会が深夜まで。
「飲み放題」と「食べホーダイ」で凄い料理が出てきます。刺し身はそこらの居酒屋顔負けです。鯛やヒラメだけではなくて、しめ鯖にコハダ、ヒラメのカルパッチョ・・・、凄いです。飛騨牛のステーキ、燻製ハムあり、今年は関西本場仕込みの「たこ焼き」が登場。外側がパリッとしていて中がぐにゃと柔らかくて、これも美味しくて、たまりません。睡眠時間が2晩とも3時間でしたから、帰宅するとヘトヘトでした。歳を取ると回復に時間がかかりますので、まだ回復しません。36名の大合宿はとても印象に残るイベントです。救歯会のチームワークの原動力です。

夏の四大祭りを見てきました(8月6日〜8月13日

日本夏の四大祭り、秋田の竿燈祭り、青森のねぶた祭、高知のよさこい祭り、徳島の阿波踊り、実物を見てきました。それぞれに感動ものでしたが、なんと言っても「阿波踊り」が感動でした。美しさ、調和の見事さ、大人の色気など、時間を忘れて見とれてしまいました。やはりうわさ通りの素晴らしい踊りでした。感動!

臨床歯科を語る会 (2016年7月)

今年の臨床歯科を語る会も充実して楽しい会でした

恒例の臨床歯科を語る会が七夕の時期に府中にて開催されました。7月1日夜から前夜祭が開催されて、試写や打ち合わせ、予演会などとめまぐるしく行われました。救歯会からの新人発表が卒後16年の黒田昌崇先生が発表するので、その予演会が深夜5時半まで続きました。朝も予演会を行い、昌崇先生は一睡もしていない模様。当日は見事な発表でした。4名の新人発表の3番目でしたが、簡潔に良くまとまっていて、まずまずの発表で安心しました。特別講演が大阪大学の教授で、「睡眠時ブラキシズム」という演題です。同じ内容の字幕がしばしばで、結論は「歯科では何もすることがない」でした。時間が30分もオーバーし、学生相手ならこれでもましかなと思える内容でした。以前に論文を読んでいましたから、その時の論文の方がマシで、それ以上のものが何一つない感じでガッカリでした。分科会は「欠損歯列」に参加しましたが、昨年の続きで、同じ発表者が1年間治療を進めてきた結果をプレゼンしてくれました。昨年は金子一芳先生も私も予定発言者でしたが、今年は何もありません。昨年は金子一芳先生と私とのバトルが面白かったという声があって参加者が多かったのですが、今年は金子先生の発言がほとんどなくて、私が挑戦的は発言をしたのですがバトルにはなりませんでした。夜の会の趣味の部屋は面白かったです。布山 徹先生の山から貴重な木を切り倒して家を作った話。こだわりの木材や貴重な石材を風呂に使うとか、贅沢な家造りです。依田洋明先生の「恐竜の歯」の話。貴重な恐竜の歯の化石の解説(コレクター?)が詳しくて、お二人ともすごいこだわりで、羨ましい限りで感激しました。最終日の全体会は実行委員長の千葉英史先生と長谷川善弘先生が座長と企画を担当して、「すれ違い咬合」の対応を4名の演者が発表し、それぞれに参考症例を発表者が5分程度でプレゼンして、発表者も厳選されて、演者も時間厳守でしたから、素晴らしい進行でした。「すれ違い咬合」は欠損歯列の最難症例ですからすれ違い咬合になってからでは対応に苦労します。顎堤吸収が著しいので、自家歯牙移植やインプラントが適応しにくいです。コーヌスクローネで対応しても義歯の動きは止められずに、痛みが出てよく噛めない義歯になります。すれ違い咬合になる一歩手前や二歩手前で手を打つ必要があります。今年の症例も見事な症例ばかりで、もっと解説が欲しいと思いますし、症例ごとにディスカッションが有った方が良かったと思います。来年もこのテーマで企画を進めて頂きたいと思いますので、長谷川先生、千葉先生、どうかよろしくお願い致します。

救歯会から実行委員の福田裕文先生と宮田 泰先生はこの日で任期満了。5年間の実行委員、お疲れさまでした。企画から分科会の担当と連絡やら、本当に大変な仕事をご苦労様でした。後任は、斉藤秋人先生と菊川郁雄先生になりますが、この1年間見習い研修してきました。今後はこの二人で頑張って頂きます。今年は井汲周治先生が新人発表の司会、黒田昌崇先生が新人発表、奥平紳一郎先生が全体会の演者、三橋健一郎先生が全体会の参考症例プレゼンをしてくれました。分科会の支台築造に豊田真基先生や野地一成先生など、沢山の方々の大活躍で幕を閉じました。お疲れさまでした。来年も頑張りましょう。よろしくお願いします。

帰り際、金子一芳先生の臨床ファイル「咬合崩壊と二次固定」が出版されたばかりを記念して、写真におさまって頂きました。あの写真嫌いの金子先生を捕まえて写真に収めることができました−! 大感激でした!

前日夜の新人発表の予演会風景です。私は午前3時半頃失礼しましたが、数名の方には朝6時まで手伝って頂いたとか・・・、素晴らしいチームワークに感激しました。新人発表の当人は一睡もせず、その数日前から徹夜の連続でしたから、もうヘトヘトで何が何だか分からない状態で「ほとんど酩酊」でした。演壇では何を話しているのか全く記憶になかったという感想でした。もちろんレーザーポインターは協力者がしっかりと手伝ってくれました。自分のパソコンがフリーズ寸前で、他の方のパソコンを借りて修正し、当日はまた他の方からパソコン借りて、氷の上を歩くような危なっかしい新人発表でした。終わってからは爆睡の連続????。やれやれ・・

 

鷹岡竜一先生の講演会を開きました (2016年6月)

 

6月12日(日曜日)東京駅八重洲口近くのベルサールにて、救歯会の講演会を行いました。講師は火曜会の鷹岡竜一先生です。院内のスタッフも含めて約45名ほどのごく内輪の講演会です。もともとはデンタルX線写真をよくしなければいけないということが始まりです。歯界展望の6月号に「歯根破折の予兆を探る」という生意気な論文を掲載させて頂きましたが、この論文は、デンタルX線写真を中心に論じております。デンタルX線写真の質が良くなければ論理が成り立ちません。私たち救歯会のメンバーのデンタルX線写真の質が問われることになります。そこで、もう一度X線写真の質を確認し合おうということで、今回の講演会となりました。さすがに鷹岡竜一先生のデンタルX線写真は見事でした。圧倒されてみんなが驚いておりました。中身の濃い内容の講演で、臨床例もすべて素晴らしく、長時間ながらすっかり引き込まれてしまいました。最後には「プレゼンテーションの心得をまとめて話して頂き、すごく参考になりました。ありがとうございました。

鷹岡竜一先生の経歴と業績(抜粋) 
1990年:日本大学歯学部卒業
1990年:鉄鋼ビル歯科勤務
1995年:鷹岡歯科医院開業

    火曜会、臨床歯科を語る会 所属

1997年~1998年:「僕の開業日記、補綴臨床
2004年:「企画性のあるX線写真の必要性」デンタルハイジーン
2006年:初期治療の意味を考えるその1〜その2 日本歯科医師会雑誌
2010年:欠損歯列のリスクはどこまで読めるか 宮地建夫・と対談 歯界展望
2013年:10歯前後欠損症例の「読み」と「打つ手」 歯界展望別冊 

その他多数・・・。


緻密な内容と素晴らしいプレゼンと綺麗なX線写真と・・・・圧倒される一日でした。感謝と感銘!


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