★2013年黒田のひとりごと

2014年救歯塾プログラムができました

2013年救歯塾が11月10日で最終回が終わりました。今年の受講者は素晴らしくて、ケースプレゼンテーションの実力もあって驚かされました。リピーターなら納得も致しますが、初参加の方でもシッカリとプレゼンテーションできるのにはほんとうに驚きました。すぐ救歯会に入会して頂きたいと思いました。でもすでにスタディー・グループに入会している方も多く、やはり・・・と思わせる節もあります。
2014年の救歯塾のプログラムができましたのでご覧下さい。ほんとうはもっとベーシックセミナー的にやりたいのですが、受講者が見向きをしないプログラムではいけないと思いまして、苦しいプログラムになっております。また多くの方に参加していただきたいです。

金子一芳先生のKA367ファイルが Vol 3号 ができました

Vol 2 が「犬歯にまつわる症例」、Vol 3 が「咬耗と挙上と年齢と」ですが、どれも読み応えがあって素晴らしい示唆に富んだ内容です。犬歯に関してはその重要性について予測はできます。咬合挙上については、全く新しい視点と切り口です。こんな考察があったのかと驚かされました。やはり臨床は面白いし難しいものです。是非お求め下さい。そしてその術後経過の長さと重さを感じ取っていただきたい。

7月に臨床歯科を語る会がありました

7月13~15日に府中で行われました。新人発表、座長、全体討論会、分科会、テーブルクリニック、とほとんどのセクションで救歯会のメンバーが大活躍でした。若いメンバーからベテランまで一番多いグループメンバーですから、活躍しなければならない役回りです。
どの会場においても指名されて発言させられました。そういった役回りなのかナーと思いましたが、いつまで発言できるか分かりませんので、と思いながらどんどん発言してきました。「1本のインプラントの効果と限界」の会場で「インプラントを使うなら、残存歯を守るような使い方が望ましい。インプラントを守るより残存歯を守るように」と訴えましたら、発表者5名全員と司会者2名ともに賛同してくれたのには驚きました。最後にまとめとして、金子一芳先生の発言でも私の発言に賛同していただきましたので、とても嬉しかったです。
長野の北川原 健先生が「とうとうオレが3番目になっちゃったよ−」と言って詰め寄ってきました。何のことかと思ったら年齢が金子一芳先生、黒田の次が北川原先生になったということでした。そうか・・・私も歳を取ったナー、とつくづく思い知らされました。まわりは若いメンバーばかりだった・・・・。症例の話、歯の話、歯科の話なら年齢は関係ない・・・と思いたいが・・・。

 

4月から救歯塾が始まりました

今年は受講者のお申し込みが多くて驚いております。たいして宣伝していませんが、70名ものお申し込みがあってビックリです。しかもリピーターが4割で、新規お申し込みが6割ですから、なおさらビックリです。どこから聞きつけたのでしょうか不思議でなりません。口コミと言ったって元のメンバーが100名にも満たないのですから、それ以上に広がることなど予測もできません。 といっても嬉しい悲鳴です。なぜなら、今までグループ制をとってチュートリアル方式で研修してきましたが、60名を超えますと6グループにしても1グループが10名以上になります。少人数でのグループ研修がやや難しくなりそうです。その辺が今年の課題で悩んでおります。受講者が少なくて悩むことを考えれば、ずーっと喜ばしいことですが・・・。

金子一芳先生のKA367ファイルが素晴らしい

KA367はとても良い欠損歯列の診断項目です。それを臨床でどのように活かすかという実例を症例写真でアトラス的に解説してくれています。何よりも「はじめに」の文章から感激させられました。読んでいくうちに「そうだ、そうだ」と納得いく言葉が多く、そういう視点で考えていけばいいんだと教えられることしきりです。あまりの文章の素晴らしさと奥深さに身体が震えました。金子一芳先生のホームページからお申し込みができますので、是非オススメします。ページ数は少ないけど、価格は歯界展望1冊分以下で、内容は10冊分です。いくつか感激した文章を抜粋してみます。ファイルを入手しなければこの感動が味わえません。

「一人の患者さんにとれる処置はたった一つだけ」
「正解はないにちかい中で物語は始まりますから、術後の成り行きを・・・」
「難症例は10年が過ぎるころ、それが最良の選択・・・」
「年月は患者さんの全身状態や生活環境にも及びますから」
「処置方針決定のむずしさをあらためて傍観するようなこと」
「臨床にとって個別対応は何にもまして大切な・・・、こればかりは自分で学ぶしか」
「長く臨床に携わり少しでも生体に順応していく大切さ・・・、何よりも経過観察のおかげ」
「術者という立場をはなれて観察者という立場に立つことの重さを背負うこと」

「多面的な診査は豊富なデータをもたらすが、そのすべてを生かせる処置方針はない」
「診断と言われる命名はできてもそれだけで処置は始まらない」
「優先順位、取捨選択こそが決定の要で、プロビジョナルがそれを支える」

 

このページの一番上へ戻る ▲