ホーム 黒田のひとりごと 趣味・旅行 スタディー・グループ 書籍・論文リスト


最新のひとりごとはこちら
 2004年のひとりごと

★講演後に嬉しいメールをいただきました(2004年10月4日)

 9月26日に東京歯科大学同窓会主催の講演を文京シビックホールで行いました。「経過観察と個別対応」のタイトルです。嬉しいメールをいただきましたのでお知らせします(ご本人から了解をいただいて掲載します)

 「昨日は貴重なご講演を拝聴させていただきありがとうございました。息をつく間もなく、あっという間の2時間でいつにもまして迫力のあるご講演で感動いたしました。周りを見渡しても、下を向いている人は誰もいませんでした。一緒に聴かせていただきました衛生士は、黒田先生の講演の後に「先生、私たちも勉強しなくてはいけませんね」などと言っていました。
 昨年のサマーセミナーの討論で出させていただいた74歳のすれ違い咬合の患者さんが、ちょうど前日に義歯が痛むということでお見えになりました。3ヶ月ほどの間にすっかり衰えていらして、衛生士とその変わりように驚いていました.先生のご講演を聞かせて頂き、往診に行ってみようという気持ちが固まりました。今度患者さんが見えた時には「安心してください、伺いますよ」とお話したいと思います。
 開業してようやく6年が過ぎましたが、20年の経過観察は途方にくれてしまいます。1年目、2年目にはその重みにあまりピンときませんでしたが、リコールを重ねた患者さんの記録を見るとやっと4年、5年といったところで、この5倍もの期間をお付き合いできるのか、改めて先生のすごさを感じました。
 臨床歯科もサマーセミナーも終わって中だるみしていましたが、先生の歯科にかける情熱を感じがんばろうという気持ちにさせていただきました。どうもありがとうございました。   壬生 秀明 」

 当初は、自分の処置がその後どうなるかと心配なので経過観察をしていました。5年,10年,15年と経過観察しているうちに、それは「患者さんとのかかわりを長く持っていくことなのだ」そして、メインテナンスしていることになるので、自分のために始めた経過観察が実は「患者さんのためになっている」という実感をもてるようになりました。患者さんが続けて来院してくれているということは、「患者さんが満足してくれている」ことの証ではないかと思うようになりました。20年以上のかかわりを持てた患者さんの例を中心にお話させていただきました。私の話したい内容を、これほどまでにシッカリと理解して聞いて下さった壬生秀明先生の感想が、とても嬉しく思いました。

★歯科医師連盟の1億円献金について(2004年9月26日)

 歯科医師連盟が自民党議員の橋本龍太郎元総理に1億円の献金をしたのに、当の橋本議員は記憶にないと言う。記憶にないというのはどうもウソらしく、橋本議員は自民党を離党する羽目になった。我々歯科医師会の会員の貴重な資金を、「記憶がない」というような議員に献金したということに腹が立つし、元総理ですらこのような醜態をさらすことに、どうにも押さえようのない怒りがこみ上げてきます。中医協委員への贈賄もとんでもないことをしてくれたという気持ちがまだ収まらないうちに、立て続けに報道される歯科医師会の無様な行動の報道に、どう表現して良いものか悩み続けているうちにこのホームページの更新がストップしてしまいました。新聞報道からとても信じられないことだったので、私の知り合いの代議員に問いただしてみたら、元日本歯科医師会会長が選出される前の運動として代議員に金品を贈っている事実が分かりました。それが一部の代議員にだけではなくて、すべての代議員に贈られていることを聞き、驚きと同時にあきれ果てました。その代議員によって選出された元会長が贈賄の罪で逮捕されているのですから、選出した代議員に責任はないのでしょうか? 良心のある代議員の数名は辞表を提出したのですが、大多数の代議員はそのまま居座っています。新会長はじめ新執行部はほとんどこれらの代議員から選出されています。混乱を避けるための一時的な執行部ならそれも致し方ないと思いますが、もうすでに新執行部が生まれて6ヶ月が経っています。信用を失ってしまったものが元通りになるのは大変なことです。それこそ半端なものでは済まないはずです。新生日本歯科医師会へ向けての努力は認めますが、国民を納得させられる改革にはなっていないと思うのは私だけでしょうか。 という私は、日本歯科医師会の雑誌編集委員に再び任命され、承諾すべきかどうかを迷いましたが、私は胸を張って会員のための雑誌作りをしているという自負があるかぎり、委員を承諾することにしました。このような記事を書くことで、委員を辞めさせられるような雰囲気を感じましたら、あっさりと辞任します。 私は代議員の全員が辞任し、新たな代議員で会長選出をどうするかも含めて公開議論を進めるなかから、ほんとうの新しい日本歯科医師会の執行部が誕生する日を待っています。なるべく早く・・・。

★臨床歯科を語る会が終わりました(2004年7月4日)

 7月2日夜より年1回の臨床歯科を語る会が開催されました。今年で24年になりますから、ずいぶんと長く続けられたものだと思います。初回からのオリジナルメンバーはさすがに少なくなりまして5名ほどでしょうか。参加者数も今年はやや減少して、160名余です。古手が減って、若い方が増えてきたことは喜ばしいことですが、この会の趣旨が理解されていないのではないかと眉を寄せたくなる局面が散見されました。元々は全国のスタディー・グループの集合体だったのですが、スタディー・グループに属さない方も参加できるようになりました。しかし参加するからには、「症例写真とX線写真を持参して参加する」という原則は今でも生きているはずです。ところが何も持参せず、まるで講演会に参加するみたいに、演者の話を一方的に聞くだけの参加者が多く見られたので寂しい気がしました。この会は「語る会」です。自分の意見や症例を持ってきて語り合うことに意味のある会です。自分の意見が持てないなら質問でも良いのです。ただ話を聞きに来るなら、有料のセミナーへ参加して下さい、と申し上げたい。講演会では十分に話し合えないとお感じの方、臨床ってもっともっと悩みが多いよねー、と感じておられる方を大歓迎します。内容を知りたい方はリンクからホームページをご覧下さい。

★臨床研修医のレベルに驚きました(2004年5月28日)

 東京医科歯科大学臨床研修医セミナーに呼ばれて講演してきました。臨床研修医の1年目と2年目の方120余名の方々でした。医科歯科大学卒の方は2割程度で、他大学出身の方が多いのも驚きました。それだけ人気があるということなのでしょう。2年次になると臨床ケースプレができるようで、ほぼ全員が症例写真をとってパソコンに入れているのです。それがCDに保存されていましたので、終わってから見せていただいたのですが、それはもう驚きでした。研修医の教育を中心になってやられている新田助教授の、熱の入れようもすごいのでそうなったのでしょうが、すばらしいことだと感銘を受けました。今後の成長ぶりが大いに期待されます。

★ジーシーセミナーに1000人を超える参加者(2004年5月23日)

 東京臨床講座に1000人を超える参加者を見たのは初めてです。プランナー金子一芳先生の魅力なのか、講師の先生方の魅力なのか分かりませんが、私はその両者というように感じています。講師は、下地 勲先生、千葉英史先生、永田省三先生の3名でした。下地先生は自家歯牙移植の第一人者です。その先生が最近はインプラントも手がけているというから、これまた魅力です。千葉先生は臨床の緻密さでは右に出るものがないという方ですし、とりわけ歯周治療については見事です。デンタルX線写真では超一流です。永田先生は欠損補綴への取り組みで、いつも斬新な視点とアイデアが見物です。インプラントについても造詣が深いのが魅力です。タイトルは「私たちが大切にしているもの」で、このタイトルでこれだけ大勢の方が集まったとはとても思えません。この大物3名を取り上げたこともすごいことですが、みんな一癖ありそうな講師陣を選んだプランナーが一番の魅力だと思います。裏話ですが、タイトルを「地味臨床のすすめ」にしよう(千葉先生談)ということだったのですが、このタイトルだって1000人以上集まったと思います。だって今回は、タイトルではありませんから・・・。さすがに内容も息をつかせる間もないほど、テンポが速く、内容が濃密で、新鮮な話題にあふれ、あっという間の一日講演でした。休憩にも退場する方もなく、最後まで満タンでした。聞けなかった方は、本当に損をしたナーと思います。 永田先生以外は皆さん火曜会の方で、「火曜会元気だナー」という実感しきりでした。そうそう、参加者の中に札幌の松井みどり先生や盛岡の藤村三良先生など、遠方からの参加者もおられて、だから1000人以上なんだーと驚いたり納得したりでした。ジーシーさん、またこのようなセミナー企画して下さい。

★日本歯科医師会事件の新聞報道について(2004年4月20日)

 歯科医の診療報酬 改訂を巡る汚職事件について、新聞やテレビなどの取り上げ方について不快感を覚えます。歯科のかかりつけ初診料がいかにも違法に高額な初診料だという印象を持たせるような報道です。それまでの歯科の初診料が¥1850円だったものが、¥2700円に不当に上げられたというのです。これはとんでもない誤解です。10年以上前から、医科の初診料が¥2700円で歯科の初診料¥1850円と大きく差がつけられていたものを同等にしただけなのです。私たち歯科医は、B型肝炎やC型肝炎やエイズなどの患者さんが来院されるとその感染の危険が高くて心配です。歯科の患者さんに対しては、口の中で出血や唾液にふれずに治療することはほとんどありません。精神科や内科の診察では、血液や唾液にふれずに治療することは多くあるのに、初診料は¥2700円なのです。再診料については今も、医科は¥700円なのに、歯科は¥380円です。患者さん一人一人に感染させないように、診査用具を滅菌消毒し、うがいのコップやエプロンなどを使い捨てにしたりして配慮をしています。それを¥380円でやれというのはあまりにも不合理だと訴えてきたことです。患者さんの立場なら、安心してかかれるように、器具は十分に滅菌消毒されたものを使って欲しいでしょうし、他の患者さんが使ったコップやエプロンなど使って欲しくないと思います。それなのに、全くそのような報道がされずに、贈賄という点だけ強調されるのはきわめて不快です。国民の皆さんはどうお感じでしょうか?

★江戸東京博物館で感動しました(2004年4月4日)

 見るまでは大したことがないのではないかと思っていました。ガイドの方がいなければ只の大きな箱です。ガイドの方に説明を聞いていくうちに、これはすごいものだと感じました。ボランティアのガイドの方がすばらしいので、ぜひ一度おたずね下さい。厚かましく思われてもかまわずにガイドの方を頼んで下さい。私たち2人にガイドの方がついて下さったので、それはもう贅沢な解説が聞けました。江戸時代の町を模型で小さいながらも実物そっくりに作ってありますし、江戸から東京になってからの変遷が見事に感じ取れます。月ごとに催し物も変わります。休日の早めの時間帯にお出かけするのがコツです。

困った新聞記事とサイト紹介(2004年3月15日)

「非金属で自然な入歯」というタイトルで産経新聞2月25日に紹介された記事に疑問を感じます。金属のバネの代わりにプラスチック系の特殊なナイロンを使用し、素材に透明感があるので入歯が目立たず変色もなく、「フレキシブルデンチャー」という。欧米ではすでに50年以上の実績があるという。私は入れ歯専門学会の認定医と指導医ですが、このような「フレキシブルデンチャー」を知りません(勉強不足なのでしょう)。私は今年の日本補綴歯科学会雑誌2月号にフレキシブルな義歯から「リジットサポート」の義歯(より動かない義歯)を推奨する立場での依頼原稿を掲載したところです。フレキシブルな入れ歯はいくつかの問題点からすでに25年前から否定されています。金属のバネを用いた義歯のなかでも、より義歯の動きを少なくするものへと変わってきています。新聞に掲載されている写真で見る限りでは、とてもお薦めできる義歯とは思えません。この会社は、困っている方にインターネットか電話で優良歯科医院の紹介サービスを行っているらしい。そのことは素晴らしいことなので、ほんとうに優良歯科医師ならばどんどん紹介を進めて頂きたい。「アイボリーネットサービス」(東京都渋谷区、須藤哲生社長)のホームページ( http://www.ivory8.com)を見てみても、フレキシブルデンチャーの学問的内容を知ることができません。学会発表されたり学会で承認されていない義歯が全国紙の新聞に掲載されるということが許されていいのでしょうか。論争したり議論を戦わせることのできないもどかしさに憤りを覚えます。私の不勉強さをたしなめて下さる情報がありましたら、ぜひ教えて下さるようにお願い致します。 


★新年あけましておめでとうございます(2004年1月4日)  

 今年はヨーロッパのスキー場で新年を迎えました。世界最大のスキーエリア、フランスのトロアバレーエリアの中心MERIBELというスキー場です.トロアバレーはその名の通りクーシュベル、メリベル、バルトランスの「3つの谷」からできています。メリベルはその中央・心臓部に位置し、どの谷を滑るにも自由自在です。リフトの長さ、ゴンドラの数、幅の広さ、ガイドなしではとても全体像がつかめませんでした。6人や8人乗りの高速リフトが多く、キャビンも6名や8名乗り、2キロ以上もあるT バーリフト230名乗りのゴンドラまであって、まさに度肝を抜かれるビッグなスキーエリアでした。メリベルだけでも、キャビン数が世界最多の16基。メリベルには8つの山頂があり、そのどこからもモンブラン(2952m)が望めます。  肝心のスキーはと言えば、雪が少ないことが難点でした。オフピステの方がゲレンデの何倍も広いので、雪さえ多ければ最高なのに・・・。それでも、滞在中29日は50cm、2日は30cmの新雪が降った上を滑ることができました。  宿はメリベル市街(1450)よりやや高いモタレー(MOTTARE) (1750)の少し上で、ゲレンデのそばで玄関からスキーで滑って降りてスキーセンターへ行けるアクセスの良いホテルでした。とても言葉では言い尽くせませんし、写真でも表現し尽くせません。良い写真が見つかりましたらご覧に入れましょう。  スキー人口の多さと、その設備の良さ、楽しく快適にすごさせてくれる雰囲気は、どうしてこうも日本と違うのだろうと考えさせられました。ゲレンデ設備といい、景色の良いコース設計といい、喫茶やレストランのデザインや食事内容やインテリアまで、つい長居をしてしまいます。

★やっとリニューアルできました(2003年12月26日) 

 私はMacintoshを使っていますが、OS-Xに全面的に乗り換えるのに手間取りました。このホームページ作成用のソフトがなかなか大変でした。バージョンアップがうまくいかないのと、ソフトになれるのが大変でした。ソフトのDreamweaver がMXにバージョンアップされ入手したのが12月5日でした。それからの対応がまた大変でしたが、このソフトはきわめて良くできていて、すこぶる満足しています。まだ荒削りですが、次第に良くしていく予定ですからお見苦しい点は今しばらくお許し下さい。 この1年間未熟なホームページにおつき合い下さいましてありがとうございます。これが今年の最後になります。来年も是非お寄り下さい。ちなみに、冬休みはヨーロッパへスキーに行って来ます。場所はフランスのメリベルです。初めていく場所なので不安がいっぱいですが、良い状態であればこの場でご報告させて頂きます。ご期待下さい。では皆さん、良いお年をお迎え下さい。

★OS9.2にようやくお別れ出来ました(2004年12月26日)  

 この1年間OS9.2とOS-Xとの併用でしたが、ようやく10.2へ100%移行しました。移行できにくかったのは、プリンターが問題でした。エプソンを使っていたのですが、850や870では写真プリントの縁なしプリントがうまくいきませんでした。G900 になってからはすべて順調です。次のネックは、LAN(有線、無線)接続です。これは今でも100%満足していません。次のハードルは、メールソフトでした。昔からクラリスメールを使っていたのですが、これをOS-X 純正に切り替えようとするのに手間取りました。アドレスを全部手書きで移すのですから、それはもう大変な作業でした。今ではようやくOS 9.2をすべて廃棄してすっきりしました。 結局、今まで使い慣れたソフトを変えていくという作業が、年齢を重ねていくにつれ難しいと感じることです。ワープロだって漢字変換ソフトも変わりますし、辞書の引き継ぎをすることや、フォーマットが変わることなど、煩雑なことばかりです。ようやく慣れた頃に、OS10.3に変わるのですから、また困ったモノです。10.2に慣れていれば少しは良いかと思いますが、いろいろの設定をまたいじるとなると、本当に面倒くさいです。まだ10.3には移行しません

最新のひとりごとはこちら




この Web サイトに関するご質問やご感想などについては、kurototo@t3.rim.or.jp まで E-mail でお送りください。