★雑誌編集ウラ話 2000年バックナンバー

2000年12月号から

西堀雅一先生・豊田真基先生の「GTR法の再評価」が2回連載されます。歯周病によって失われた組織を、再付着でなく新付着で再生しようとの試みは、理想的な治癒を目指す療法として脚光を浴びた。ミリポアフィルターからゴアテックスメンブレンが普及して10年以上になる。この辺でGTR法の再評価を試みたいというのがこの論文の主旨です。

2000年11月号から

伊藤公二先生の「歯周形成外科について考える-2-」が10月号に続いて掲載されています。2号続けて読んで下さい。今月は、抜歯後の欠損部顎堤の形態修復が中心です。とくに前歯部のブリッジを行う場合に、欠損部顎堤の吸収が大きい場合に、ポンティック形態で修復するには限界があります。発音障害も大きくなります。それらの問題に対する対処法が症例とイラストで分かりやすく書いてあります。

2000年10月号から

伊藤公二先生の「歯周形成外科について考える-1-」は歯根露出による歯頚ラインの不調和や、欠損部顎堤の吸収による審美・発音障害などの問題に対して、どう対応するかを臨床例でわかりやすく解説してくれています。今月号は辺縁歯肉の形態に重点を置き、次号は欠損部顎堤を解説することになっています。2号続けてお読み下さい。

社会保険指導者講習会がこの9月に行われました。「かかりつけ歯科医初診料」のことについて、集中的に記事が掲載されております。この4月から新点数が採用されたのですが、あまり請求されていないらしい。私を含めて講師3名の講演記録と、厚生省の笹井啓史先生と平井泰行日歯常務理事による説明・解説が書かれております。平井理事の巻頭言も併せてお読み下さい。
黒田昌彦が「患者さんの望んでいる歯科医療を行うために」と題して講演した記録です。患者さんの望んでいる医療とかかりつけ歯科医とがどうつながるのか、患者さんと常連関係を作り上げるためにどうすればいいのかを、解説しております。かかりつけ歯科医を具体的にどのように進めているかも述べております。簡単な治療計画書を紹介しております。最後に、「かかりつけ歯科医の究極的目標」について、私の考えを述べております。
和嶋浩一先生の「口腔顔面痛」の論文は、私が処置に困った患者さんを紹介して、和嶋先生に解決していただいた経験から、この記事を書いていただきました。その患者さんは他院で数本抜歯されて当院にこられたのですが、どう診ても歯が問題とは思えなかったのです。患者さんは苦痛で歯を抜いてほしいと訴えます。ほとほと困って和嶋先生に診ていただいたわけです。結局、歯を抜かずに、症状は軽減しております。論文を読んでいただきますと、思い当たる患者さんがおれれるのでは?
10月号は読み応えがあります。金子芳洋先生の「摂食・嚥下障害」、「患者学最新情報」、ダイジェストの「介護関連職種」、書評の「脳・用心」など、どれも読み応えがあります。数日前にある歯科医から、「商業雑誌よりも日本歯科医師会雑誌の方がおもしろいし、無駄がない」と、嬉しい言葉をいただきました。

2000年9月号から

座談会「ここまできたパーシャルデンチャー」はおもしろい内容。出席者は大歯大井上 宏教授、松本歯大五十嵐順正教授、東京都開業の藤関雅嗣先生、それに私の4名。この30年間で大きく変化した考え方をダイジェストしています。大学教授の考え方の特徴や、術後経過への認識の仕方の違いがよく分かります。10年以上の経過観察から論じようと座談では話していながら、出てくる症例は術後1年程度なのですから。リジットサポートへの認識の違いもおもしろい。1歯残存やすれ違い咬合には、リジットサポートで設計しますか、と迫ったのですが、私の勢いに引きずられる様子。まだ緩圧の考え方を捨てられないようです。処置後に術後経過を追えばすぐに結果はでると思うのですが…。
法花堂 治先生の「欠損歯列に対する自家歯牙移植の応用」は有益な情報。欠損歯列における自家歯牙移植はインプラントよ りも優先的な処置として推奨できます。移植によって咬合支持を増やせるし、Eichnerの条件が良くなるし、加圧要素を減らし受圧条件をよくすることも可能。インプラントするよりまず自家歯牙移植ができないかと考えてほしい。

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