★救歯塾セミナー案内 2004年バックナンバー

救歯塾が臨床研修医教育に影響する?(2004年10月12日)

臨床研修医の教育を受け持っておられる大学の専門の先生が、救歯塾を見学しながら受講者と同じ体験をされました。最初は1〜2回の見学だろうと予想していたのですが、なんと6回全部を受講され、その熱心さに驚きました。
そして、受講者と同じように咬合器を持参され、実習にも器材を持参されて、受講者と同じように体験学習されました。このような熱心な教育者に教わる学生はなんと幸せなことかと羨ましく思います。その先生から嬉しいメールをいただきましたので、ご紹介致します。

★救歯塾ではお世話になりました。黒田先生の情熱には驚かされました。チューターの先生方も、どんな質問にも熱心に答えていただき、知識だけでなく実際に自分で臨床をやられているので、一つ一つの言葉に重みを感じました。
また、人柄がすばらしい面々であり、黒田先生のご薫陶の賜とお察し申上げます。
受講生は、真剣に取り組んでおられる方が多く、これも黒田先生をはじめ信頼できるチューターがいればこそと救歯塾の発展が良く理解できました。
救歯塾で学んだスモールグループディスカッション、症例発表、レポート等、今後研修プログラムに取り入れていきます。
 東京医科歯科大学大学院・包括診療歯科学講座 歯科医療行動科学分野 新田 浩

受講者からの嬉しい感想(2004年10月8日)

★救歯塾、お世話になりありがとうございました。
黒田先生の熱意と気迫?が伝わってくる斬新な企画と趣向で、本当にあっと言う間の6ヶ月間でした。また、緻密なスケジュール運営と教育的ケープレ、黒田先生のバックアップ等、救歯会の先生方の一糸乱れぬ動きにも圧倒されました。
臨床家は、全ての分野を同レベル(60点以上?)でこなせなければならない。一番苦手な分野から水漏れしてしまい、総合レベルが下がる。と言われますが、私にとって『咬合』が水漏れ分野です。卒後29年も経って、お恥ずかしい話ですが、臨床歯科を語る会に出席するようになってから特に強く思うようになりました。『咬合の大切さを見直す』という今回のテーマに惹きつけられ、後先も考えずに受講の申し込みをしてしまいましたが、息子と同年代の先生方と机を並べて教えを請う恥ずかしさも正直ありました。全6回が終了した今、出席して本当に良かったと思っています。
提出物やレポートの宿題を課せられたこともあり、実学となりました。絶版になった1977年の『調節性咬合器』を榎本一彦先生にお借りして何度も読み返したのを始め、黒田先生ご推薦の『臨床咬合学事典』、咬合器、咬合論、Go-A等々、頭の中は咬合の大洪水でした。お陰さまで、以前は読んでいても頭の中になかなか沁み込まなかった"咬合"が少し理解できるようになりました。
また、グループ討論の時間に、黒田先生の長期経過症例やその解説を直接聞くことができたのも、とても楽しく興奮する時間でした。
"絶品のスプリットキャスト"に出会い、使いやすい咬合器を廉価に求めることが出来たのも嬉しいことでした。使い勝手の良い道具を追求する先生の一貫した姿勢にも畏敬の念を持っております。
黒田先生と違って、ともすれば易きに流されてしまう凡人ですが、少しずつでも臨床のレベルアップを続けていこうと改めて思っております。(ちょっと恥ずかしいのですが、、、"継続は力""向上心"好きな言葉です。)
本当に、ありがとうございました。救歯会の先生方へも御礼の気持ちを伝えていただけますと幸甚です。(横山かやの)

★今年の救歯塾も、大盛況のうちに終了しましたが。一年間お疲れ様でした。受講生も、親しみも増してきて、ほとんどの人が未体験のゴシックアーチや咬合器の調節をアットホームな雰囲気の中で勉強できたので、みんなあれだけがんばれたのではないかと思います。余暇を割いての黒田先生はじめ講師の方々の縁の下でのご準備は計り知れないと推察します。ほんとうにありがとうございました。(林 智子)

★黒田先生、救歯塾ありがとうございました。何回受講しても、自分の未熟さを知らされます。特に今回は若い先生方の成長の早さを感じました。又、明日から自分の臨床を底上げしたいと思います。(山本一宇)

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2004年セミナー盛会で終わる(2004年10月12日)

最終回は受講者によるケースプレゼンテーション大会です。36名出席者のうち、30名の発表者でした。昨年よりも確実に上がった臨床レベルに嬉しくなりました。
「スゴイ!」と思わずうなってしまうような発表もあり、嬉しくなりました。

川端智大  「演題なし」お伺い症例
黒田昌崇咬合に気を付けたインレー
安達 亮上顎フルブリッジのフレーム試適時不適合をリカバリーした症例
依田和久鋏状咬合の一症例
苅谷憲明Bridgeの咬合採得に苦慮した症例
野坂庸子吐き気を伴ったEichner B4症例への処置
吉野浩一「演題なし」お伺い症例
溝上智子咬合再構成の必要と思われる症例
横塚 亮ブリッジの形成
青田邦宏咬合崩壊寸前症例のおうかがい
阿部晃子補綴するスペースがなくて困った症例
高梨琢也咬合採得で悩んでいる症例
永島久美子少数歯残存症例
長野泰弘全顎的に咬合再構成を行った症例
矢ヶ崎隆信前歯の最終補綴に迷っているケース
楢崎正子咬頭嵌合位の再現〜模型と口腔内との比較〜
松枝恭俊咬合の左右均等を図った一症例
中村 忍Eichner B4症例の補綴設計
菊川郁雄ゴシックアーチを用いて咬合採得を行った症例
原田泰光重度歯周炎ですれ違いになりそうな症例
古川由美子前後的すれ違い咬合にゴシックアーチ描記法を用いて対処した症例
横山かやの7年経過症例におけるGoAをどう読むべきなのか?
五十嵐 祐右上1番を失えば前後的すれちがいになる症例に咬合再構成を行った
島倉洋造多数歯修復にGoAを使用した一症例
山本一宇少数歯残存にコーヌスクローネを応用した症例
三橋健一郎コーヌスクローネの1症例
福山 愛初めてのゴシックアーチ
日高大次郎補綴物の内面適合について考え
野地一成大臼歯の修復時の外面精度に着目した症例報告
斉藤秋人GoAから分かる事(途中経過の中の変化)

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目から鱗のセミナー(2004年9月12日)

自分の口腔内でゴシックアーチを描記してみたり、チェックバイトをお互いにとってみたりしながら、スプリットキャストプレートを合わせていくときの瞬間が見物でした。
私がデモをして、咬合器の調節部分に油を注入してから金属製スプリットキャストプレートをゆっくり降ろしていったら、矢状顆路角や側方顆路角が自動的に決まってしまうというのを、目の当たりにしてみている顔のまるであっけにとられた表情を、いまでも忘れることができません。
「へー」とか「わー」とか、言葉にならない言葉を発しながら、しばらく続いた沈黙は、見物でした。
「聞くと見るのは違う」「見るのと自分でやるのはもっと違う」というのを体験してもらったセミナーでした。その後、咬合器の注文がやけに多くなりました。嬉しい悲鳴ですが…。

熱気がムンムンのセミナー(2004年7月11日)

近年すっかり話題のなくなった「咬合」ですが、これほど皆さんが「咬合音痴」になってしまったことにその責任をどこへ問えばいいのかと憤りを感じます。
技工離れの歯科医が増えたこともその一因かもしれません。咬合音痴と技工離れの現状で、インプラントばかりが推奨されたらどのような結果が待ち受けているかを想像すると、鳥肌が立つほどの怖さを感じます。
そのツケが患者さんにばかり行くようでは、これまた医療不信で、歯科に未来はないと言えます。
ところが、救歯塾では、毎回熱気があふれるセミナーで、受講される皆さんがいつも興奮気味で、グループ討論でケンケンがくがくのディスカッションのすえに、ヘトヘトになって帰路につくという状態です。
咬合器への注文も多いし、金属製スプリットキャストプレートの注文も多いし、なんといってもゴシックアーチ描記装置のセットが300組も注文が出るなんて…、その熱意に驚いています。いかに今まで、このようなセミナーが無かったかということを物語っているのではないでしょうか。このセミナーをやって良かったナーと思っています。

救歯塾が始まりました(2004年4月21日)

2004年の第1回救歯塾が4月18日に行われました。おかげさまで今年は47名の参加が得られました。19名の新しい方と28名のリピーターです。そのうち4年間の連続受講が8名おられます。ほとんど宣伝もせずにこれだけの方が集まって下さったことに驚きと喜びを感じています。
リピーターが多いことで、同じネタが使えませんので、毎年更新しなければならず、新鮮味と魅力をどう発揮するかといった面で、こちらの対応が求められています。
製造停止になったHanau-H型咬合器を作ってくれるところとも交渉がまとまりましたし、スプリットキャストプレートもお分けすることができます。
参加者には、咬合器とスプリットキャストプレートと口内描記装置を実費でお分けできます。これも大変魅力だったようで、それで受講者が多く集まって下さったのではないかと思います。

2004年救歯塾のご案内(2004年1月4日)

近年、咬合に関する話題がなくなって久しい気がしています。雑誌や書籍で、「咬合器、間接法、顎運動のトランスファーなどの話題を見かけることがありません。
それらを必要としないわけではないのに、どうして取り上げてくれないのでしょうか。この5年ほど、咬合が分からないまま臨床で苦しんでいる方々を多く目にします。
咬合は目に見えない部分が多いので、理解しにくいでしょうから、手と体を動かしながら学ぶ企画を考えました。
咬合器やスプリットキャストプレートやゴシックアーチ描記装置などを廉価でお分けします。テーブルデモや実習的な要素を含んで学んでいただきます。是非お申し込み下さい。

メインテーマ「救歯学、咬合の大切さを見直す」

第1回 4月18日「クラウン・ブリッジの印象採得」
        寒天・アルジネート印象採得とレジン個歯トレー法の特徴

第2回 5月16日「咬合採得と咬合調整」
        咬合採得の成否は咬合調整量に出ます。咬合採得を再考します

第3回 6月13日「間接法の問題と技工」
        補綴処置は間接法に頼っています。間接法の問題点、限界を考えましょう

第4回 7月25日「口内描記法とそのポイント」
        口内描記法の必要性、ゴシックアーチとは

第5回 9月12日「調節性咬合器の適応と活かし方」
        咬合器の必要な症例とは、咬合器の活かし方
        スプリットキャスト法、チェックバイト法

第6回 10月3日「咬合再構成の進め方」
        なぜ咬合再構成なのか、適応症例とは、症例の見方・読み方
        咬合崩壊の診断、少数歯残存症例でステップを学ぶ

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